出演日記:Hair/NY

Hair、無事終了しました

只今、絶賛ヘアロス中ー。

まずは、怪我なく、楽しいランになってよかったです。

今回、本当に良いキャスト&カンパニーで。私の中で、去年のSoPac/COが、後にも先にもベストキャストだと思っていたんだけど、それに匹敵するか、、、いや、ディレクター、ミュージックディレクター、コリオグラファーなどのメンバーを含めた「カンパニー」で考えると、一番、つながりを強く感じたチームだったかなと思います。
それも不思議なもので、衣装を着けて、Techリハに入り始めた頃から、突然つながりだした感じだったので、
これが、ヘアーという作品故にもたらされたものなのかなー。

Image (←写真をステキに加工していただいた☆)

硬くいうと、お互いを尊重、信頼し合い、

わかりやすく言うと、お互いをアゲにアゲ合いw、

まさに、🎵Harmony and understanding, Sympathy and trust abounding (^−^)

いいキャストだったなー。

また、今回、「ヘアーという作品に出たい」思いで、日頃もう少しレベル的には上のシアター中心に活動している実力キャストも、多く出演してくれていた分(今回の場合、Equity/non-Equityコントラクトの縛りから外れるので、逆に誰でも出れる)、クオリティ面でも、良いカンパニーで。
せっかく出るなら、良いショーに出たいですからねー。嬉しいです。

私自身も、ヘアーはmy dream showでして、千秋楽の公演では、所々でぐっとくるものがありました。

Aquariusで登場するときの感動とか、I Got Lifeのライフ!ライフ!のジャンプとか、Hairで頭ふる振りとか...etc、そういうポイントで、いちいち全部ぐっとくるのは、定番すぎるのでw省略して、

忘れちゃならないことを記録。

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♦︎Going Downの前

Bergerが高校退学になったくだりで、私はティーチャーのひとりだったんですが(このくだりは、Tribeメンバーが先生の役をやって=やりとりそのものをバカにしてるシーン)、呼び出しをくらったBergerが、なんで俺呼ばれたの?好きだから?嫌いだから?と言った後の「It's your Hair!!」のセリフを言えたのは嬉しかった!(笑)

で、「We have dress code here at this high school!」なんて言うのだけど、私自身、中学の制服制度が、軍人か囚人にしか見えなくて、本当嫌で、さらにその着こなしどうこうとかいうポイントずれた価値観がバカらしくて、高校は「私服」第一条件!と、やたらこだわっていた過去があったので、我ながら、このセリフはなんちゅう皮肉かと思ったw

まぁ、現実社会でBergerみたいな人は肯定できないですが。ミュージカルという正当な手段の中で、こんなやりとりできて、超快感\(^o^)/

♦︎Act2 Walking In Space

この曲って、観てるときにはその良さが、あまりわかっていなかったナンバーのひとつなんですが。トリップに入ったか入らないか、狭間くらいの曲中盤のココ↓

To keep us under foot
They bury us in soot
Pretending it's a chore
To ship us off to war

最終日、本気でチカラ入ったなぁ。

なんだろー。ただ単にメッセージ云々じゃなくて。この瞬間でさえ、戦地に送られる人とか、今にも襲撃されるんじゃないかと怯えて生きている人たちが現実にいて、かと言って、自分もそういう体験してみろと言われたら、絶対イヤだし、なんなら、それと比べて、ぁあ自分は安心して暮らせる場所と時代に生きられてよかったー、なんて思ってしまう身勝手さ、

そして、当然ながら、戦争止める権力なんてないし、実際にはそういう現実知りながら、のほほんと生きてしまっている人が、ミュージカルの場でこういうこと訴えようとしている、、というか、こんな形でしか何かできない無責任で無力な私をどうか許してくださいみたいな心境になりました。(…上手く言えんー。)

パワフルな歌詞です。

♦︎少し前のブログに書いた、私のお気に入り、Claudeが花を銃の先に挿すシーンから〜2幕後半

花を挿す演出、今回のカンパニーでもあったんですが、当初、このシーンの前に、Claudeがポケットか何かに花をいれておいて準備しておく予定だったのが、どこにも上手く入れられないってことで。

公演2日目から、このシーンの直前でClaudeと接触のあるMonk役の私が、Give Up All Desiresの中で、花を渡す演出となりまして。

結果= 私がClaudeに渡した花を、銃に挿すっていう流れになり、もうこのシーン見ながら、わたくし最終日号泣ですよ。。。

そこからThree-Five-Zero-Zeroへと。この曲も、観劇している時、よくわかってなかったんですが。実はほんっと恐ろしい曲で。

全部歌詞書ききれないので、この曲をうまく表現している方の一文を引用させてもらうと、

「It's a celebration of racism, heavy weaponry, and high casualties. 」

※racism=人種差別、weaponry=兵器類、casualties=死傷者

曲調変わる部分、今回の私たちは、チャーチソングのノリで楽しく歌って踊う演出だったんですが、言っていることとのコントラスト、そして表面的には見栄えの良い、上っ面感というか、もう「超アメリカ」。

そこからWhat a Piece Of Work Is a Manへ繋がります。

What a piece of work is a man (=人間はなんと素晴らしい傑作だ!)から、始まるこのナンバー、出だしのフレーズは、そのまんまシェークスピアの「ハムレット」。

ここの演出は、死体(役のTribe)がゴロゴロ転がっている中で、美声の男性2人が歌うというものでした。

終演後、それぞれのFavorite シーンを言い合った際、「What a Piece〜」を挙げる人が結構いて。ヘアーの中でここ挙げるのは、渋いなーって感じもするんですが、でも、最終的にここに辿り着く気持ちはわからなくもないんですよね。

Act1のAquariusから始まった一連の流れの終着地がここ。

だから、今回、演出上、その後のGood Morning Starshineをカットするかも!と言われた時(さすがにビルボード級の名曲なのもあって、カットしなかったですが)、それもアリだなと思ったり。

Starshineがあることで、ラストシーンまでの勢いとメッセージが、ボヤけるのですよ。たぶんこの曲をはさむことで、一旦雰囲気を明るくする意図(ミスサイゴンで言うならAmerican Dream的ナンバー)もあると思うのだけど、Starshineは♫リリ〜ロロ〜って、あまりに能天気すぎるw

単独では、良い曲だけどさ(笑)

ともあれ。キャッチーなAct1にどうしても興味がいきがちですが。ヘアーの核っていうと、やっぱりAct2なんだなーと思う。

♦︎ラストシーン

今回の演出では、棺(国旗がかぶせてある)が運び込まれる演出で。この演出に対して、ほぼ全キャストが、too muchだっていう反対意見で。私も、Claudeが国旗に横たわっているだけの演出の方が虚しさを倍増させるし、好みですが。

I want to be invisibleというClaudeのキー台詞につながるのは、私たちの演出かもです。Claudeの棺とClaudeが同時に視界に入る時間があって(見えなくなったClaudeが走り回る横で、棺を目に悲しむTribeっていう図)。

Invisibleになって、どこへでも自由に行くんだ!って言っていたClaudeが、ほんとに見えなくなって自由にどこへでも行けるようになっちゃった、ていう悲しさがこの演出にはあるのです。

はぁあああああああ-----。ヘアーたまらん。好きすぎるー。

*****

なんだか昨年のSoPacに始まり、この一年、これまでになく、戦争について考えることが多い年でした。

ヘアーキャストにも、私の流れ(SoPac×2→サイゴン→ヘアー)について、その3つはすごく関連性のある作品で、興味深いよ!と(まぁ、それが理由でサイゴンの後ヘアーに出たかったのもあるんだけどw)、言われいて、
そんなこともあり、いつのまにか私の中でこの3つが「三部作」化しており、今回ヘアー終えたときは、ただヘアーを終えただけでなくて、「三部作」やり遂げたぜっていう達成感がありました。

もちろん他の作品にもいろいろ出てみたいけど、この3つに出演できたのは本当によかったと思います。レジュメを見ると、うん、私ブレてない!と思える(^-^)

この三部作(?)の次、いったいどう来るんだろう〜(何に出るんだろう〜)というのが、今の楽しみ。

それか、またこの三部作をまた回るのか!? いや、ヘアーには何度でも出たいですが!

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はるばる観に来ていただいた方々、本当にどうもありがとうございました。

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Happy Opening!

ヘアー、オープンしました。

どのショーにも言えることだけど、特にこのヘアーは、オーディエンスがいるのといないのとで、こんなにも違うか!ってくらいエネルギーが違ってくる作品で、
お客さんがいる環境で公演して、やっと何か掴めました。

でも、もう今週末で終わっちゃうのだよねーー。さみしいわ。

Image_3←オープニングナイトパーティー。(なぜか超お洒落レストラン。)

この食べ始め時で、すでに0時過ぎっていう...ね(笑)完全に、翌日マチネ公演なこと忘れてますw

楽しかったし、いいか。

で、ちょうど去年の3/21オープンだったSoPac/COから1年ということで、記念撮影。(自己満足)

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よく、NY弾丸旅行とかしてたとき、観てきた作品のPlaybill並べて、写真撮って、眺めて、思い出に浸ってましたが、並べるとやっぱ良いんですよねー。一つ一つの公演に半端ない愛着が湧いてしまっているので、playbillすら愛おしいのですw

残りの公演も存分に楽しもうー(^o^)

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I GOT LIFE!! 〜ヘアーオープン〜

Image今日からヘアーオープンです。

ヘアーについて、全然ブログアップできなかったなー。まだまだ言いたいことあったのに!と、いう理由をつけて、ヘアーにはいつしかまた出ます宣言、をここにしておきます。その時までネタをとっておこう。

BWW記事


いまからすでに終わるのが寂しいー。

お時間ありましたら、ぜひお越しくださいませ☆

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Image_6そして。少し前の話になるのですが、昨年出演していました我らが「Miss Saigon/CO」が、BroadwayWorld Denver Awards 2014にて、ベストドラマティックミュージカル賞を含めた11部門賞を受賞しました\(^o^)/ yayyyy

→記事 BroadwayWorld Denver Winners Announced - Dennis Elkins, Lora Nicolas, Zachary Spiegel & More!

大変めでたい&嬉しい!

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Hairをマジメに考える③

ストームの影響で、ヘアーのリハスケジュールが乱れまくりなんですが、大丈夫かしら(笑)

またリハがキャンセルになってしまったので、ヘアーリサーチブログを更新します。

ヘアーの代表曲のひとつAquarius。

フィフス・ディメンソンが、「Aquarius〜Let the Sunshine In(輝く星座)」としてカバーして、大ヒットしたナンバーでもあります。(って、オンタイムでは知らず、知ったか情報で恐縮ですがw)

ヘアーの舞台だと幕開き最初の挿入歌ですね。当然、ミュージカルにおいて、最初の一曲というのは、これで決まると言っても良いぐらいに超重要ナンバーで、また、このミュージカルはこういう作品ですよと、紹介する一曲でもあり。

そんなAquarius(水瓶座の時代)が歌う内容は=「ニューエイジ」です。

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Hairをマジメに考える②

リハがキャンセルになったので、ブログを更新...。

先週、ヘアーキャストで、初めてパーティー的なものがありました。

リージョナルシアターだと、全員がシアター近くの同じ場所に滞在して、帰りも気にせず集まりやすいのですが、今回は住んでいる所もバラバラで、しかも夜遅くなるとNYC行きの電車の本数が減るので、(私含め)トレイン組みはとりあえずその電車に乗り遅れず家に帰ること最優先で、なかなかリハ後に集まって〜となりずらい雰囲気なのですよね。

なので、キャストのこと知るためにも、やっとこういう機会を設けてもらえたのは、よかったです。

で、その時に一番盛り上がった話題っていうのが、、、Act1最後の全裸シーンについてでw

まぁ、一応話しておきたいというか、関心あるトピックですよねぇ。

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Hairをマジメに考える①

ヘアーのリハーサル、順調に進んでいます。

もうねー、毎日とんでもなく楽しく&興奮状態で。
私は生まれてきてよかったよと、生きる喜びさえ感じる日々です(笑)

先日、ヘアーのラストナンバー「The Flesh Failures〜Eyes Look Your Last〜Let the Sunshine In」のミュージックリハーサルをしていまして。

この曲、今までClaudeの歌にフォーカスしていて、あまりコーラスのTribe部分に注意していなかったのですが。

ディレクターに音取りをしてもらいつつ、Claudeの♫Manchester England England〜から入ってくるTribeパートの歌詞を見ながら、ふんふんと口ずさんでいたら、こんなことを言っているのですよ。

Eyes look your last

Arms take your last embrace

And lips, oh you, the doors of breath

Seal with a righteous kiss

The rest is silence

うわわーーーーーーー。これ、歌いながら、震えたよね。なんっていう、なんっていう歌詞なんだろう。

ヘアーご覧になった方なら内容はご存知かと思いますが、もちろんこれは死んでいくClaudeのことを言っているわけで。

(日本語でこういうこと書くと変になるなんだけど)悲しみや哀れみや怒りとかを現す強い言葉を一切使わずに、温かく綺麗な言葉と、愛に溢れた表現で訴えてくるところが、メッセージをいっそう強いものにしていて。痛烈な皮肉。

本当に、何のためになんでこうなるんだろうと、やりきれない気持ちと怒りで、涙がこみ上げます。

ちなみに、The rest is silenceは、シェークスピア/ハムレットからとった言葉で、日本語に訳すと「後は沈黙のみ」になるらしいのですが、もちろんrestには「休み」=「永眠」の意味もあるし、ハムレット的解釈から、復讐の結果、散々人が死んで、残るは沈黙のみという(=ヘアーでは:戦争がもたらす結果)意味もあるかと思うし、

ハムレットが「言葉の洪水」と表現されているのを読んで、だからヘアーも「Ain't Got No Grass」をはじめ早口言葉みたいな曲の連続なのかと納得。

ほんと、すごい歌詞だよ。。。

あと、実はサイゴンって、結構歌詞がネガティブだったり、暴力的だったり、言って嫌な気分になる言葉も多くて、なんだか3ヶ月で荒んだなー自分w、っていう感じがあったのですが、

それが、ヘアーは、こんなにNastyな言葉てんこ盛りで、演出が過激で、衣装もゴテゴテで、テーマも重いのに、どこか透明感があって、心洗われる感じがするんですよね。メロディーと歌詞の先に見えてくる光景が、澄んでいて、そして温かく美しい。

不思議な空気感です。

ヘアーについて考えるところは、まだまだ言い足りないので、次回にまわしますー。

「The Flesh Failures〜Eyes Look Your Last〜Let the Sunshine In」をどうぞ↓

(上に書いた歌詞は1:11あたりから)

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Hairのリハーサルに入りました

Image_2昨日からヘアーのリハーサルに入りましたー。

見ず知らずの人にたくさん会う「初日」って、毎回本当に緊張するんですが、すごく良い雰囲気で。楽しいカンパニーになりそうで嬉しいです。
しかも、共通の知り合いが2人もいる人がいたり!、WV/SoPacのBloody MaryとLesMizで共演していた人がいたり!探せばまだまだでてきそうー。共通の知り合いがいると、一気に距離が縮まって、ほっとします。

Meet&Greetの後、さっそくミュージックリハーサルに入りました。Aquariusからスタートしたんですが、これはねー、ちょっと感動ものでした。

まぁ、私は主旋律じゃないので、聞いたこともないようなメロディーでAquariusを歌うのですがw でも、みんなで合わせた時のゾクゾク感は、今までのSoPacやサイゴンにはないものでした。
また、Aquariusのソロ部分を歌うディオンヌが、ちょーーーー上手くてですね。まるで自分も歌が上手いかのように錯覚するのです(笑)

Imageそして、Ain't Got No Grassが、とても難易度の高い早口言葉だったと、初めて気づきましたw 文章じゃなくて、言葉の羅列だから、まず覚えるのが大変だわー。メロディーは単純なんですがねぇ。これは、歌詞というより、おまじないみたく音で覚えるしかないのかな。でも、いったん覚えたら、ラップみたいで気持ちよさそうです。

見本↓

今回もまた、相当なチャレンジングになりそうですー。
どうにかこうにかなるだろうと信じて、がんばります(笑)

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